香川県教育委員会による令和6年度「アートの魅力体験事業」として、当園が選ばれ年間4回芸術士を派遣していただくことになりました。
第1回目は、令和6年5月31日(金)に年長児対象で行いました。担当は、美術を専門とされているモーリエール瞳先生。「ひーちゃんって呼んで」と自己紹介されたため、早速親しみをもってかかわっていく子どもたち。体験場所の園庭には、ひーちゃんが事前に準備した“バッグシーリングテープ”(パンなどの袋をとめている丈夫なテープ)が、あちこちに設置されていました。
「これ、何?」「ひっぱっていいの?」と初めは半信半疑の子どもたちでしたが、一人1本持って園庭の遊具などに引っ掛けていくと・・・園庭いっぱいに蜘蛛の巣のような網目が出来上がりました。「もっとちょうだい」と一巻100メートルのテープが気が付けば40本、子どもたちの集中力に驚かされました。
「スパイダーマンの蜘蛛の巣みたい」と網の下を這う子、「ぼよん、ぼよんってなっておもしろいよ」と網をひっぱって収縮を体感する子、ジャングルジムの上を格子状に張って座り心地を味わう子など、1本のテープから様々な発想が見られ、想像力の豊かさを実感させられました。
約2時間夢中になって遊んだ園庭一面のテープは、みんなでお片づけ!ぐるぐる丸め、最後には巨大な“たこ”になりました(笑)片づけまでも子どもたちを引きつけられるひーちゃん先生は、さすがでした。
お別れの際には、「また、ひーちゃんと遊びたい」「また来てね」と次回を期待する子どもたちでした。
今回の活動をうらやましそうに保育室から見ていた年中児や年少児も、今後体験をします。待っていてね☻