6月28日(火)年長児を対象にNPO法人アーキペラゴから芸術士の梶谷祐子さんをお招きし、創作活動を行いました。
音あそびをテーマとし、まずは集中して音を聴くということに慣れ親しんでいきました。
次は、同じ大きさの空き缶を2個用意し、そのうちの1個に水を約3分の2ほど入れ上下に繋げ、しっかりテープで貼り付けると手作り楽器の出来上がり!早速、上下にシェイクし始める子どもたちでしたが、実は振って音を楽しむのではなく、砂時計のように上下をひっくり返しながら、流れる音を聴くというものでした。「きれいな音だね」「水道管に流れる音みたい」と、ここでも耳を澄ませて音を聴く子どもたち。
そして、この音色を“水の世界”とイメージし、創作物語が展開されていきました。物語の中に登場してきたのが、今まで身近に触れたことがない楽器でした。中には民族楽器もあり、それぞれ好きな楽器を選んだものの、どうすれば音が出るのか、考える力が発揮されました。ハンドタールを手にした子どもは、胸に当てて音を出していると「それで合ってるよ」と言われ、予想外のことにびっくり!!聴く耳を持ち、音を楽しみ、すっかり物語の中に引き込まれていった子どもたち。「もっとしたい」「給食が終わってからもしたい」と名残惜しく、降園時間まで引っ張りだこの芸術士さんでした。